「PRODUCE 101」シリーズをはじめ、「I-LAND」「BOYS PLANET」「Nizi Project」など、ここ数年でK-POPのサバイバル番組が一気に増えています。
ではなぜ、今これほどまでにサバイバル番組が量産されているのでしょうか?

- デビュー前からファンを作れる
サバイバル番組では、練習生が努力して成長していく姿がリアルタイムで放送されます。視聴者は「推し練習生」を見つけて応援できるため、グループが正式にデビューする前から強力なファンダムが形成されます。これは新人グループにとって大きな強みです。

- 投票システムで“参加型”になる
多くのサバイバル番組では、最終メンバーを視聴者投票で決める仕組みが導入されています。ファンは「自分が選んだメンバーがデビューする」という感覚を味わえるため、熱量が高まり、デビュー後の活動にも積極的に参加する傾向があります。

- 番組自体が巨大なプロモーション
サバイバル番組は、音楽番組やYouTube配信では得られないほどの長時間露出が可能です。練習生は毎週の放送を通じて顔と名前を覚えてもらえ、グループ結成と同時にすでに“スター性”を獲得していることが多いのです。

- グローバル戦略との相性が良い
K-POPは今や世界市場をターゲットにしています。サバイバル番組は字幕や配信を通じて海外ファンにも届きやすく、「国際投票」などを仕組みに取り入れることで、デビュー前からグローバルなファンダムを築けます。

- コンテンツ消費の需要に合っている
YouTubeやSNSでの“追いかけ文化”が定着する中、ストーリー性のあるサバイバル番組はファン心理にマッチしています。推しの成長を毎週追いかけることで、視聴者はドラマを見ているかのように熱中できます。

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まとめ
K-POPのサバイバル番組が増えているのは、
• デビュー前からファンを獲得できる
• 視聴者参加型でファンの熱量を高められる
• 番組自体が強力なプロモーションになる
• グローバル展開に有利
• コンテンツ消費の需要と合っている
といった理由があるからです。
つまり、サバイバル番組は「練習生の成長物語」と「ファンの参加体験」を組み合わせた、K-POPならではの最強マーケティング手法だといえるでしょう。
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