中国発の人気キャラクター「ラブブ（LABUBU）」が、ついに人気のピークを過ぎたとの声が多数。関連企業であるポップマート（POP MART）の株価も大幅に下落し、ファンの間でも衝撃が広がっています。
では、なぜラブブはここまで人気を失ってしまったのでしょうか？今回はその理由を徹底解説します。
⸻
過剰なプロモーションが逆効果に？
ラブブは、BLACKPINKのリサさんやデヴィッド・ベッカム氏など、世界的著名人のSNS投稿によって一気に注目を集めました。しかし、あまりに多くのプロモーションが行われた結果、逆に「宣伝が強すぎる」と感じる層も生まれ、人気の継続にはつながりませんでした。
⸻
供給過多で価値が下がった
ポップマートはラブブの生産量を大幅に増やしましたが、その結果市場には商品があふれ、プレミア価格で取引されていた転売市場も低迷。ピーク時より24％も価格が下がり、ファンや投資家の信頼を損なう形となりました。
⸻
デザインの好みが分かれる
ラブブのユニークなデザインは、もちろんファンには魅力的ですが、「可愛くない」と感じる人も少なくありません。ブームが落ち着くと、デザインの好みによって人気が二極化し、急速に注目度が下がってしまったのです。
⸻
競合キャラクターの増加で市場が飽和
アートトイ市場には、ラブブ以外にも魅力的なキャラクターが次々登場しています。その結果、消費者の選択肢が増え、相対的にラブブの存在感が薄れてしまいました。
⸻
経済的影響と今後の展望
ポップマートの株価は、2025年8月26日の最高値から約1兆9200億円相当の時価総額を失い、JPモルガン・チェースは投資判断を「中立」に引き下げるなど大きな影響が出ています。
一方でポップマートは、ラブブのアニメーション化や新バージョンのリリース、インタラクティブ玩具の発売など、ブランド再構築に向けた動きを進めています。これによって再び注目を集める可能性もあり、今後の展開から目が離せません。
⸻
まとめ
ラブブ人気失速の理由は、
• 過剰なプロモーション
• 供給過多による価値の低下
• デザインの好みの分かれ
• 競合キャラクターの増加
といった複数の要因が重なった結果です。
ただし、ブランド再構築の動きも始まっており、今後の新展開次第では再び人気が復活する可能性もあります。ラブブの行方に、引き続き注目しましょう！
コメント